商店街の主人たちの思いのままをつづるひとりごとコーナー。連載で登場しますのでお楽しみに!

7月17日祇園祭ハイライト山鉾巡行。
それをメインに考えている方が多いのでしょうが、その夜の御みこし行列が氏司区域を練り歩く神幸祭。
ここ寺町通りも巡行路にあたるこのお祭りは私にとっては思い出に残る行事です。

・・・子どもの頃は、この祭りが何なのか名前も知らずただ賑やかな祭りだな−と幼心に感じていた。
着物や浴衣を羽織った大人が色々な物を持って歩く、
笛や太鼓を鳴らす人、又威勢の良い声と共に神輿を揺らして進んで行く、
数頭の馬は人を乗せ路面をパカパカと鳴らしながら歩く。
この人達は何処からやって来て、何処へ帰るのかな〜?
(幼少の疑問は恥ずかしながら最近知った。)

当時私にとっての寺町は、父の職場と祖父母の住む街、
という離れた所から接していたので、
賑やかなワクワクする新鮮な場所で、
やさしい祖父母のいる楽しい場所でした。
そして7月17日はイトコ達も集まり特別な気分になり、
お祭り(神幸祭)が通りすぎた後で花火を思う存分に楽しめる
毎年恒例の行事があった。
いや、正直なところお祭りより花火が主役で
数日前から待遠しくなっていた。
たくさんの花火ができる、どんな花火を買おうかと
兄弟やイトコと競い合って祖父母に買ってもらった。
寺町通りが煙でむせかえっていた事でしょう。
勿論、お祭りの事など忘れてしまう程の盛り上がり、有頂天。
もういい加減やめなさい!と叱られる始末。
明日の分としておみやげにと片づけながら
未練を残して来年もやろうね、と祖父母と約束。・・・

あー、神様ごめんなさい。
神幸祭をダシに良き思い出を作ってしまって!
そんなチビッコわんぱくだった私も同じ年頃の子を持つ親。
今や祭りに対して無病息災、家内安全を祈る
都合の良い大人となってしまいました。(笑)

わが子にもこの様なこの町と関わる思い出ができたらいいなと感じる今日この頃です。

─── 花火の香、神幸祭を思い出す ───

執筆者:ガクブチのヤマモト 山本 雅二

■ バックナンバー
その1  お寺と子供たち
その2  おばあちゃんたちの原宿
その3  2003年8月の地蔵盆
その4  大正の寺町通り、五盛会(ごせいかい)
その5  幸せって?!
その6  わいど!ABC
その7  祭りの思い出
その8  便利な物とはわかっているけど
その9  まちのサンパツ屋さん
その10 ご近所さん
その11 休日
その12 なごみの薬
その13 ちょっとうれしい体験をしました。
その14 45オブジェ