商店街の南の入り口、寺町三条上がったところに地蔵尊を祀る浄土宗の矢田寺(やたでら)がある。この辺りでは、矢田地蔵(やたじぞう)の通り名で親しまれている。大和郡山市にある矢田山金剛山寺の別院で、金剛山矢田寺という。
[所在地 ]
京都市中京区寺町通三条上ル
住職 西尾 龍教(第二十四世)
TEL 075-241-3608
FAX 075-241-3608
年中行事
2月3日 節分会
4月8日 花まつり
8月16日 大文字送り鐘供養・精霊送り鐘供養
22~24日 地蔵盆(各町内会の子供たち)
12月23日 かぼちゃ炊き・かぼちゃ煮無料接待
31日 除夜の鐘・先着108名様に絵馬授与
その他に矢田地蔵奉賛会がある
本堂
水子地蔵
境内の石仏お地蔵さん
送鐘の音波
絵巻物語 【重要文化財】(非公開)
詞書 世尊寺土佐郷 黒塗箱入 畠山牛庵 狩野洞雲作
※現在は、上下巻共、京都国立博物館で保存され、矢田寺には副本掛幅二軸あり。
●上巻
大和の金剛山寺(通称矢田寺)の本尊地蔵菩薩の創造の由来を描く。同寺の満慶上人は閻魔王の招きをうけて王庁で菩薩戒を授け地獄を見物して帰ったが、上人は地獄で見た罪人を救っている地蔵の姿を造立してまつり、閻魔王からおみやげにもらって来た小箱にはいつもお米が満ちて使っても尽きなかったことにより満米上人と云われた由来を描いている。
●下巻
大和桜井郷の武者所康成の生涯を描き地獄菩薩の救いを体験して蘇生する喜びを描いている。